「パリ パラリンピック」陸上男子100m(T52車いす)8位入賞、陸上男子400m(T52車いす)10位、伊藤竜也さんへのインタビューはぴっ♪

はぴっ♪
伊藤選手も年末に開催された「スポカルFUKUI2024」のステージイベントに参加。福井県スポーツ特別賞贈呈式やオリンピアン・パラリンピアンのトークショーが行われたはぴ。
2024年8月28日から12日間にわたってフランス・パリで開催された「パリ2024パラリンピック」。世界で最も優れたスポーツ選手が一堂に会する特別な大会に、福井県出身の二人も日本代表として出場!! 今回は陸上男子100m(T52車いす)8位入賞、陸上男子400m(T52車いす)10位の成績を残した伊藤竜也さんにインタビューしたはぴっ!

―車いす陸上を始めたきっかけから聞かせてほしいはぴ!
〈伊藤竜也選手(以下:伊藤)〉
私は17歳の時にバイク事故で頸椎を損傷し、車いす生活になりました。2016年に30歳で福井県障がい者スポーツ大会に出場した際、競技用車いすのスピード感に魅せられたことと、アテネパラリンピックの車いすマラソンで金メダルを獲得した高田稔浩さんに誘われたのが、パラ陸上を始めたきっかけです。
―2018年にはアジアパラ競技大会100m走でアジア新記録を樹立するなど、世界で活躍している伊藤選手。初出場のパラリンピック、他の国際大会との違いは感じたはぴか?
〈伊藤〉
スタジアムに入った瞬間、それまでの国際大会とは全く違う空気感に圧倒されました。東京の国立競技場でも同じ雰囲気を感じたんですが、ひんやりとした厳粛な雰囲気の競技場に、上から光がキレイに差し込んで……。「ここの主役になれるんだ」と思うと自然に涙が出てきましたね。

―パリパラリンピックで印象に残っていることを教えてほしいはぴ。
〈伊藤〉
他国のアスリートたちが選手村や練習中はリラックスして“お祭り感”を楽しんでいる様子だったのに、スタジアムに入った瞬間、目の色が変わって本気モードになる切り替えのすごさに驚かされました。4年に一度の大会に合わせてきているライバルたちのオーラや会場の空気にもアウェー感を感じて、雰囲気にのまれてしまったところもあったかもしれません。

―やっぱりパラリンピックは特別な大会はぴね…。選手村での思い出はあるはぴか?
〈伊藤〉
移動に電気タクシーが使われているなど、環境問題にも配慮した最新技術が取り入れられていて時代は進んでいるなと感じましたね。食事についてはメインダイニング以外に、ミシュランのスターシェフたちが日替わりで登場するキッチンカーがあって楽しめました。本当はフランス観光もしたかったんですが…今回は余裕がなく残念でした。
―試合前のルーティーンや、福井ゆかりのもので持っていくものはあるはぴか?
〈伊藤〉
出かけるときにお気に入りのピアスと香水をつけるのが気持ちを高めるルーティーンですね。試合のスタート前は好きな歌を聞きながら口ずさんだりしてリラックスしています。あと、福井のもので言うとお菓子の『五月ヶ瀬』がすごく好きで。パリにも持っていきました。
―現在も出身地である大野市を練習拠点にしているのはどうしてはぴか?
〈伊藤〉
コーチがいて環境も充実している東京に練習拠点を置いた方がいいと思って一度はそうしたんですが、どうしても水と空気が合わなくて。食べ物もおいしくて落ち着いて練習できる地元を選びました。冬は屋内練習しかできなかったり、競争相手が近くにいないデメリットはありますが、太平洋側を拠点にするトップ選手が多い中、日本海側でも負けるか!というプライドを胸に福井で頑張っています。
―競技を始めて、考え方など変わったところがあれば教えてほしいはぴ。
〈伊藤〉
元々人に手を借りることが好きではなくて何でも自分でやりたいタイプだったんですが、自分がスタートラインに立てるのは家族やスタッフ、他の選手など、周りの力があってこそ。競技を通して目標や夢を持てるようになるとともに、周囲に感謝する気持ちが強くなりました。
-これからの目標を聞かせてほしいはぴっ!
〈伊藤〉
私のような障がい者を見て「車いす生活になってかわいそう」と思われる人もいるかもしれませんが、私は健常者の頃より今の方が生活に潤いがあって毎日楽しいです。今後はその楽しさを発信しながら、特別支援学校などでパラスポーツの体験会を開いたり、県外選手を呼んで競技会を開催するなど、選手層を充実させる活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。また、2028年のロスパラリンピックを見据えて身体や技術をさらに磨いていきたいですね。パリまでは競技の楽しさを追求した4年間でしたが、今度は勝ちに行く4年間を目指します!!

地元・大野を練習拠点に、さらなる高みを目指して挑戦を続ける伊藤選手。アスリートとしての成長はもちろん、障がい者スポーツの裾野を広げる活動にも力を入れる伊藤選手の頑張りをみんなで応援していくはぴよー!!
「パリ パラリンピック」陸上男子100m視覚障害のクラス 銅メダル 川上秀太選手へのインタビューはぴっ♪

はぴっ♪
年末に開催された「スポカルFUKUI2024」(2024年12月7日、8日 サンドーム福井)。ステージイベントとして、福井県スポーツ特別賞贈呈式やオリンピアン・パラリンピアンのトークショーが行われたはぴ。そこで今回は、トークショーに参加した2人のパラリンピアン、川上秀太選手(男子100m(視覚障害T13)銅メダル)と伊藤竜也選手(男子100m(車いすT52)8位、男子400m(車いすT52)予選10位)にインタビュー。レースのことはもちろん、パリ大会全体のことや印象に残ったこと、帰国後のこと、今後の目標など、それぞれに聞いてみたはぴっ!
まずは、川上秀太さんへのインタビューはぴっ♪

―男子100m、10秒80で銅メダル獲得、おめでとうございます。ゴール後、3位とわかった瞬間の気持ちを教えてほしいはぴっ!
〈川上秀太桂選手(以下:川上)〉
「メダルを獲れてよかった!」ですね。今回、視覚障害クラスでの日本の男子選手のメダル獲得は1988年のソウル大会以来36年ぶりとのことで、嬉しかったです。でも、実は決勝レースは納得いくものではなくて、むしろ課題が残りました。スタートが遅れて焦りましたし、練習していた“最初の4歩”も不十分。でも、最後まで頑張ろうと焦る気持ちを押さえながら走りました。こんな風にレース中に考えていること自体、集中できていないということ。それに、1位2位との差、世界との差も明確になりました。だからこそ、次の大会ではもっと頑張るつもりです。

―会場の雰囲気はどうだったはぴ?
〈川上〉
通常の大会と比べて選手と観客との距離が近くて、イベントのように賑やかでザワザワしていました。もちろん、スタート直前は独特の静寂に包まれますが、ザワザワした中、初のパラリンピックで気持ちが浮ついていて変にハイテンションになってしまったことが、走りにも影響してしまいました。そういう意味で今後はメンタル面も鍛えつつ、世界での経験を積み重ねる必要があると思っています。
-レース以外で印象に残っていることを教えてはぴっ!
〈川上〉
毎日の食事ですね。選手村にはたくさんのキッチンカーが並んでいたし、パンは種類も豊富で、しかも焼き立てでおいしい! コーヒーとの相性も抜群で、朝はパンとコーヒーで有意義な時間を過ごすことができましたスイーツもおいしかったですね。ちなみに、日本のスポンサー企業の協力もあって日本食もたくさんあって、ありがたかったです。
-帰国後、メダリストとしての活動もかなり増えたはぴ?
〈川上〉
いろいろな所でお話する機会が増えましたし、地域の方や初対面の方からも声をかけられるようになりました。嬉しいですよね。だから、大会が終わってからのほうが日本代表としての自覚やプロ意識が高まってきたように思います。私は常に、誰かに笑顔や勇気を与えられる存在でありたいと思っていて、それが今回のメダル獲得で形になったと思っています。
また、子ども達とふれあう機会も増えました。子ども達に伝えたいことは、“自分の言葉で自分の想いを伝える”ということ。例えば、障がい者だから手伝ってもらうのが当たり前ではなく、“自分でできることは自分でする”と伝えたほうが良いと。そうすることで自主性も持てるし、生きていく上で豊かになると思います。

-改めて、走ることは楽しいはぴ? 具体的にどう楽しいはぴ?
〈川上〉
楽しいです! 楽しい理由はズバリ、数字です。走ることは、すべて数字で決まるシビアな世界です。100分の1秒、あるいは1000分の1秒の壁を超えられるかどうか。超えることで達成感があるし、超えられないとメダルさえも獲れない。今回は銅メダルでしたが、やはり目指すところは金メダル。理想の数字(タイム)に向けて、体を早くゴールに持っていくだけです。
-日々、どのような練習をしているはぴ?
〈川上〉
母校の福井工業大学で学生達と一緒に練習することもあります。走るだけでなく、バイクやジャンプ、筋トレなどいろいろなトレーニングに励んでいます。同校あわらキャンパス近くにトレーニングに適した良い坂があって、“坂練習”をすることも。学生達との練習で得ることは多いし、私からもいろいろな経験を発信できるので良い環境だと感謝しています。
―体を作る食べ物にも興味があるはぴっ。好きな食べ物を教えてほしいはぴっ!
〈川上〉
福井の魚介類は好きですが、それ以上に好きなのはお肉! 特に若狭牛はとってもおいしいです。食べ物ではないけれど、カフェ巡りも好きで、行ったことのないお店を探しながら行くのを楽しんでいます。足湯も好きですね。子どもがもう少し大きくなったら、家族で県内のいろいろなところに出かけたいと思っています。
―最後に、今後の目標を聞かせてはぴっ!
〈川上〉
3年後のロサンゼルス大会に出場して、金メダルを獲得すること! そのためにもいろいろな大会に出場しながら、心身ともにレベルアップしていきたいです。いろいろな大会とは健常者対象も含まれていて、日本選手権の標準記録をクリアして、健常と障害の両方の大会に出場するつもりです。そうして陸上をもっと盛り上げていきたいですね。

Athlete Night Games in FUKUI 2024 ボランティア募集
Athlete Night Games in FUKUI 2024
越前町営宮崎総合運動場
奥越ふれあい公園
敦賀市総合運動公園
福井県営陸上競技場(愛称:9.98スタジアム)
陸上競技で活躍をされる岩崎浩太郎選手へのインタビューはぴっ♪【前編】
はぴっ♪
今回は、陸上競技で活躍をされる岩崎浩太郎選手にインタビューはぴ!
岩崎選手は、神奈川県出身、現在は株式会社ユティックの陸上競技部に所属されており、全国各地で開催される競技会で活躍をされているはぴ。
今年の7 月28日(金)、29日(土)に9.98スタジアムで開催される「Athlete Night Games(アスリートナイトゲームズ) in FUKUI 2023」の100mの種目に出場されるとのことで、今回お話をお聞きしたはぴ!
今回のインタビューは2部構成となっており、前編では陸上競技の魅力や競技に対する思い、後編ではアスリートナイトゲームズへの思いなどについてお話を伺いました。
後編はこちら
アスリートナイトゲームズについてはこちら
ー競技ははいつ頃から始められたはぴ?
<岩崎選手(以下、岩崎)>
結構早くて、小学校3年生から陸上のクラブには入っていました。
ー競技を始めようと思ったきっかけはあったはぴ?
<岩崎>
やっぱり、クラスで走るのが一番早かったからですかね。クラブでは週に1回くらい練習をしていて、中学生からは部活に入って、徐々に本格的に取り組み始めました。
ー小学生から競技を始められて、今までずっと陸上続けられてきた魅力を教えてほしいはぴ!
<岩崎>
そうですね、1度も種目は変えていなくて、ずっと100mをやってきたので、そう考えると自分でも競技生活が長くてびっくりしますね。
魅力としては、最初はただ走ることが楽しかったのですが、賞やタイムを追い求めていくうちに、自分の100%を求められる種目という点を魅力に感じるようになってきました。例えば、引退したサッカー選手だったら、引退してもリフティングが上手いとか、技術が残っていると思うんです。でも陸上は引退してしまうと、「本当に走るの早かったの?」というように力や技術が落ちてしまう。継続してトレーニングができる身体があって、若い時ならではの100%のパフォーマンスが観ることができるというのが、魅力であり、難しいところでもあると思っています!

ー競技人生というは、他の競技と比べて短いはぴ?
<岩崎>
人によるとは思いますが、基本的には短いと思います。
毎回全力で走るので、身体への負荷も大きく、身体にもエラーが出やすい種目なのかなと思います。
ーそれでも100%の力を出し切るというのは魅力はぴね!
<岩崎>
選手の8割・9割の力の競技を見ても面白くないと思うんです。みんなが全力で走って、そこで順位やタイムが決まるのが面白いのだと思います!
ー大学卒業まで神奈川県で生活をされていたはぴが、卒業後、福井県に本拠地を移したきっかけや生活面での変化はあったはぴか?
<岩崎>
きっかけとしては、僕が入部した年まではユティックにも監督がいて、その監督と大学の監督の間につながりがあったことですかね。
生活面だと雪がきついですね。神奈川県だとほとんど雪は降らないので。

ー冬場は屋外での練習が出来ないと、ずっとこちらのトレーニングセンターを中心に練習をされるているはぴか?
<岩崎>
トレーニングセンターと、福井運動公園の屋内練習場でも練習をしています。福井運動公園の屋内練習場はとても良い施設なんですよ。北陸には雨天走路が多いですが、あの施設は特別距離が長い!100m選手であれば十分な距離ですし、貴重な施設なので、もっと推していくべきです!
ー県外の方にも冬場の練習場としてPRしてきたいはぴね!
体調面やレース前に気を使われていることはあるはぴ?
<岩崎>
そうですね、シンプルに睡眠時間を確保することや3食しっかり食べて、ジャンクフードは食べ過ぎないとか。時々食べるんですけど。(笑)
ー当たり前な生活をしっかりとすることが大切はぴね。
<岩崎>
レース前だと、身体を起こすためにレース開始の4~5時間前には起きておかないといけない。そこは気を付けている部分です。
ーありがとうございましたはぴ♪
では、最後に選手としての長期的な目標を教えてほしいはぴつ!
<岩崎>
長期的な目標は日本選手権の決勝に残ること、タイム的には10秒1台で走るということです。
追い風参考記録では10秒1台で走ったことがあるのですが、その感覚がある、走ることができる可能性があるということが、競技を続けようという思いにもつながっているので、この2つの目標は達成したいと思います!
ーありがとうございましたはぴっ!
これからも目標に向かって、練習を頑張ってほしいはぴっ♪

アスリートナイトゲームズでは2023年6月30日(金)まで、クラウドファンディングを募っております。
大会の開催に向けて、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
アスリートナイトゲームズ クラウドファンディングに関するホームページはこちら
陸上競技で活躍をされる岩崎浩太郎選手へのインタビューはぴっ♪【後編】
はぴっ♪
今回は、陸上競技で活躍をされる岩崎浩太郎選手にインタビューはぴ!
岩崎選手は、神奈川県出身、現在は株式会社ユティックの陸上競技部に所属されており、全国各地で開催される競技会で活躍をされているはぴ。
今年の7 月28日(金)、29日(土)に9.98スタジアムで開催される「Athlete Night Games(アスリートナイトゲームズ) in FUKUI 2023」の100mの種目に出場されるとのことで、今回お話をお聞きしたはぴ!
今回のインタビューは2部構成となっており、前編では陸上競技の魅力や競技に対する思い、後編ではアスリートナイトゲームズへの思いなどについてお話を伺いました。
前編はこちら
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ー今回のアスリートナイトゲームズでは100mの種目に出場ということで、ホームである9.98スタジアムでのレースはぴ。ホームでのレースのアドバンテージはあるはぴか?
<岩崎選手(以下、岩崎)>
そうですね、まずは家から近いということ。大会へは車で5時間の移動などもあるので、そういうストレスが無い状態でレースに挑めるということはかなり大きいと思います。
あとは普段使っているベッドで睡眠を取ることができるなど、普段通りレースに向かえることも利点ではあるかなと思います。
ー本拠地福井県でのアスリートナイトゲームズへ参加するということで、特別な思いはあるはぴ?
<岩崎>
僕が福井に来た年から始まった大会で、初出場の際は「近くで大会に出場できるのはラッキー」というくらいにしか思っていなかったのですが、毎年大会に出場するにつれて、結果を残したいという思いも強くなってきました。
その一方で、大会のレベルも上がってきていて、厳しい戦いにはなっています。

ー他の大会とアスリートナイトゲームズで異なる部分はあるはぴか?
<岩崎>
観客がかなり入ってくれていることと、演出が他の大会とは異なる部分かなと思います。日本選手権決勝並みの演出があって、選手もテンションが上がると思います。決勝が夜というのも普段ない要素なので、特別感は感じています。
あと一番はクラウドファンディング。そこがこれまでの大会とは違い、画期的だなと思いますし、福井は陸上が盛んだなと感じています。
ークラウドファンディングなど多くの方々に支えられて大会が開催されているはぴね。
<岩崎>
このトレーニングセンターでは、平日の夕方には子どもたちの陸上教室を開催しているのですが、保護者の方がクラウドファンディングに参加してくださったり、子どもたちが試合を見に来てくれたり、もう自分だけの大会じゃないなと感じています。
そういう大会が福井で開催されることはありがたいことです。

ー子どもたちにとっても、岩崎選手の走りを見ることのできる良い機会はぴね!
今年からアスリートナイトゲームズがグランプリシリーズに指定されたはぴが、選手の捉え方は変わるはぴ?
<岩崎>
正直、そこまで変わってはいないのですが、アスリートナイトゲームズという取り組みが、日本陸上競技連盟にも認められたということで、嬉しい気持ちです。
大会のレベルとしては、これまでの大会で上がり切っているので、これ以上は上がることもないかなと思っています。
ーありがとうございますはぴっ♪
では最後に、アスリートナイトゲームズの目標をお聞きしいたいはぴっ!
<岩崎>
これまでのアスリートナイトゲームズで出した記録が自己ベストの記録なので、まずはそれを更新したいと思います。また一番順位が良かったのが4位だったので、3位以内に入れるように頑張りたいと思います!
-ありがとうございましたはぴ!
アスリートナイトゲームズでの岩崎選手の走りを楽しみにしているはぴっ♪

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陸上競技で活躍をされる野村有香選手へのインタビューはぴっ♪【前編】
はぴっ♪
今回は、陸上競技で活躍をされる野村有香選手にインタビューはぴっ!
野村選手は、越前市出身、高校3年時に100mハードルでインターハイ準優勝、400mハードルで国体準優勝をされたはぴ。
また、出産を経た現在も現役の陸上選手として活躍されており、今年 7 月28日(金)、29日(土)に9.98スタジアムで開催される「Athlete Night Games(アスリートナイトゲームズ) in FUKUI 2023」では100mハードルの種目に出場されるはぴ。
そして野村選手には、今年9月に開催される日本スポーツマスターズ2023福井大会の大会アンバサダーに就任していただいており、県内外で大会の PR などを実施していただいているはぴっ!
今回のインタビューは2部構成となっており、前編では陸上競技の魅力や競技に対する思い、後編ではアスリートナイトゲームズへの思いなどについてお話を伺いました。
後編はこちら
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ー今年6月1日~4日に開催された日本陸上競技選手権大会には100mハードルの種目に出場され、昨年よりも良い結果を残されたはぴっ。今の心境はいかがはぴ?
〈野村有香選手(以下:野村)〉
昨年の日本選手権は、2019 年の大会以来の出場で自分自身緊張していたのと、全国大会に出るのが本当に久しぶりだったので、走り方を思い出すのに時間がかかってしまって、スタートで躓いてしまい、悔しい思いでした。
今年は、去年の反省も生かせて、自分の強みであるスタートからしっかり戦うことができて、割と悔しいっていう気持ちもあるんですけど、どっちかと言うと、やり切ったというか、すっきりした感じがあります。自分の中ではすごく良い走りができたかなと思っています!
ーレースが上手くいくとやはり楽しいはぴね。
〈野村〉
やっぱりハードルも、普通の100mもそうなんですけど、うまく走るっていうのがすごく難しくて、どんな選手でもそうですけど、完璧なレースってあんまりないと思うんですよね。そんな中でも自分の良さを出せたり、自分がやりたかったことができたりした時には、すごくすっきりするというか、楽しいですね。
ー
(右:野村選手、左:大久保有梨選手(株式会社ユティック陸上競技部所属))
ー現在も継続して、競技に向き合われておられるはぴが、競技の魅力はどういった部分にあるはぴ?
〈野村〉
もともと走るのは好きなので、普通に走るのが楽しいんです。
ハードルって、走りながら跳ぶ競技なので、特殊といえば特殊で、奥が深い競技なんです。自分で考えながら、走ることができる。
また大学を卒業した2年後くらいから、もう10何年、自分でメニューを立てているのですが、今は「こういうふうに走りたい」っていうイメージを練習で再現できた時がすごく楽しいです。
ー主にハードル競技をメインとされてきた野村選手はぴが、昨年は 100mと 200m、100mハードル、そして立ち五段跳びで全日本マスターズ記録を樹立されたはぴっ!ハードル以外の競技はいつから開始されたはぴ?
〈野村〉
400mハードルはずっと継続的にやっていたんですけど、他の競技を始めたのは産後からです。
他競技を始めた理由の一つとして、100mも200mも、ハードル競技に繋がる部分が多いから、すべてはハードルのために取り組み始めました。記録更新というよりも、ハードルが強くなりたいから。
ー立ち五段跳び競技も同じように跳躍力などを鍛えるために始められたはぴ?
〈野村〉
立ち五段跳びは、ただ跳ぶのが好きだったからですね!

ー妊娠、出産の経験も経て、このように別競技も取り入れてみようという心境の変化があったのかと思うはぴが、身体面での変化もあったはぴ?
〈野村〉
産後、出産前の体に戻すのが結構大変で、やっぱりまずは走るというよりも、出産前の体に戻すことから始めたので、今はそこがうまく噛み合って良かったなと思っています。
そして、産後こうやって競技に挑戦しようと思ったきっかけは心に余裕ができたからかもしれないです。
例えば、実業団で競技をしていた時はやっぱり結果が大切で、自分に余裕がなかったというか、ハードルのことしか考えてなかったんです。
でも産後復帰してからは、競技を純粋に楽しもうって思うことができるようになって、それがいい方向に繋がったのかなと思います。
ー出産前の身体の状態に戻していくことやレースの際に心がけていることはあるはぴか?
〈野村〉
産後、大きな怪我をせずに練習に取り組めているのですが、そこは気を付けているところでもあって、毎晩、娘が寝た後にアロマオイルマッサージとストレッチを欠かさずするようにしています!結構時間もかかるし、続けることも大変なんですけど、楽しいです!
またレースの時は、純粋に競技を楽しもうって思っています!
日本選手権でも、もちろん良い結果や記録にはこだわってはいたんですけれど、私ももう36歳で、全国大会で走るチャンスって本当に数少ないので、その場の雰囲気とか、自分がどこまで走れるかっていうことを純粋に楽しみたいと思って、スタートラインには立つようにしています。
ーありがとうございましたはぴっ!
前編では野村選手の考える競技の魅力や、競技に対する思いについてお聞きしたはぴっ!
後編では7月28日、29日に開催される「Athlete Night Games(アスリートナイトゲームズ) inFUKUI 2023」への意気込みなどについてお聞きしたはぴっ!
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陸上競技で活躍をされる野村有香選手へのインタビューはぴっ♪【後編】
はぴっ♪
今回は、陸上競技で活躍をされる野村有香選手にインタビューはぴっ!
野村選手は、越前市出身、高校3年時に100mハードルでインターハイ準優勝、400mハードルで国体準優勝をされたはぴ。
また、出産を経た現在も現役の陸上選手として活躍されており、今年 7 月28日(金)、29日(土)に9.98スタジアムで開催される「Athlete Night Games(アスリートナイトゲームズ) in FUKUI 2023」では100mハードルの種目に出場されるはぴ。
そして野村選手には、今年9月に開催される日本スポーツマスターズ2023福井大会の大会アンバサダーに就任していただいており、県内外で大会の PR などを実施していただいているはぴっ!
今回のインタビューは2部構成となっており、前編では陸上競技の魅力や競技に対する思い、後編ではアスリートナイトゲームズへの思いなどについてお話を伺いました。
前編はこちら
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ー今回のアスリートナイトゲームズには100mハードルの種目に出場されるはぴが、野村さんの走りを県内の多くの方に見ていただける貴重な機会ではないかはぴ?

〈野村有香選手(以下:野村)〉
そうですね、家族だけでなく地元の友人も来てくれる予定で、やっぱり特別な大会ではありますね!
そして、アスリートナイトゲームズに対する思いは私自身結構あるんです。
今回で第5回となるアスリートナイトゲームズですが、第1回大会にも本当は出場する予定だったんです。当時私は妊娠をしていて出場は出来なかったんですけれど。
それに怪我もしていて、正直、所属している会社の人の前で、恥ずかしい走りをするのがすごく辛かったんですよ。怪我で練習もままならないし、試合に出ても結果がもう目に見えていたので。家族や会社のみなさんが応援に来てくれる場で恥ずかしい走りをするのがすごく嫌だったので、やっぱり逃げてしまった部分があったんです。
でも産後復帰したときに、アスリートナイトゲームズに出場しなかったことが自分の中で中途半端なままになっていて、今まで20何年続けてきた陸上生活から逃げてしまったというような、自分に負い目を感じていた部分もあって、復帰したときにチャンスがあれば出場したいなっていう気持ちがありました。
それと、やっぱり福井県で元気に私が走ってる姿を見てもらえるのってあと数回と思っていたので、去年はもう大久保有梨(株式会社ユティック陸上競技部所属)ちゃんと決勝に残るっていうのを第一の目標としていて、自分なりにかける思いはすごく強かったんです。なので、予選から本気でぶつかっていったと思います。

ー今年からアスリートナイトゲームズがグランプリシリーズに指定されたはぴが、野村選手や他の選手からすると大会の捉え方は変わってくるはぴ?
〈野村〉
正直、これまでグランプリシリーズじゃなかったんだ!と思ったくらいです。大会がそれぐらいの盛り上がりだったので!なので私の中ではあまり変化はないんですけれど、地元福井でグランプリシリーズが開催されることはとても誇りに思えることなので、大切にしたいなという気持ちがあります。
そして、地元の選手が頑張ることによって、子どもたちがその活躍を見て、私もああなりたいっていう気持ちで、将来強くなって欲しいなっていう思いもあるので、やっぱりそこは大久保さんと私がハードル競技を引っ張っていけるように、2人で頑張ろうねっていつも言っています。
ー今日も大久保選手と一緒に練習をされていたはぴが、いつも一緒に練習をされているはぴか?
〈野村〉
ほぼ一緒に練習をしています!
バチバチっていうライバルっていうよりも、すごく仲が良いので、そこは私もやりやすいです。大久保有梨ちゃんに勝ちたいっていうよりも、強くなって欲しいなっていう気持ちが大きいので、何か私にできることがあればと思っています。私が一緒に並走したり、技術を教えてあげたりすることで、有梨ちゃんや次世代の子どもたちにいい影響があればいいなって思っています。

(右:野村選手、左:大久保有梨選手(株式会社ユティック陸上競技部所属))
ー大久保選手と切磋琢磨しながら、これからも競技に取り組んでいただきたいと思うぴっ!
では最後に、アスリートナイトゲームズへの意気込みを改めてお願いしますはぴっ!
〈野村〉
昨年は5位という形で終わったんですけれど、今年も強い選手、日本トップクラスの選手が集まると思うので、まずは決勝進出が第1の目標になってくるのかなと思います。県民のみなさまの応援をパワーに変えて、有梨ちゃんと2人で決勝の舞台で走れるように精一杯頑張っていきたいと思います!
ありがとうございましたはぴっ!
野村選手、そして大久保選手の活躍を楽しみに、応援しているはぴっ!
みなさんぜひ会場での応援よろしくお願いしますはぴっ♪

またアスリートナイトゲームズでは現在、クラウドファンディングを募っております。
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第74回市民スポーツ大会
Athlete Night Games in FUKUI 2023 ― FUKUI 9.98CUP ―
第15回 坂井市古城マラソン
第15回 坂井市古城マラソン
第26回若狭高浜はまなすマラソン
ふくい桜チャレンジリレーRUN
<ふくい桜マラソン関連イベント>新九頭竜橋メモリアルラン
越前大野城下『御清水RUN』
北陸ふくい30K(サーティーケイ)
ふくいもっとラン&ウォーク クリニック in 福井運動公園
第58回越前大野名水マラソン
第19回あわら市トリムマラソン大会
NEW YEAR サンドームラン!
北陸ふくい30K
誰でもタイムトライアル(D.T.T.)
2021アスリートナイトゲーム イン 福井