公開日:2020年10月23日

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福井ユナイテッドFCの寺峰監督へのインタビューはぴっ♪

この秋、負けられない戦いが続く
福井ユナイテッドの山田キャプテンと寺峰監督にインタビューしたはぴっ!

はぴっ♪
9月27日の北信越フットボールリーグ最終戦で勝利し、全勝でリーグ連覇を決めたボクたちの「福井ユナイテッド」。今回は、次の決戦の場である「全国地域サッカーチャンピオンリーグ」「天皇杯3回戦」に向けて準備を進めている、山田雄太キャプテンと寺峰輝監督のお二人にお話を聞いたはぴっ!

 

パート2はエネルギッシュな指揮官、寺峰輝監督はぴっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

― 北信越リーグ(※1)連覇おめでとうはぴっ! 今年は通常とは違うシーズンだったはぴが、どのようなシーズンだったはぴか?

 

<寺峰輝監督(以下:寺峰)>
私自身が監督1年目(※2)だったものですから、新戦力を含めた選手の適性や組み合わせを、少ない実戦で確認しないといけない難しさがありましたね。

 

 

アルティスタ浅間戦で指揮する寺峰監督©2019 FUKUIUNITED

 

 

 

 

 

 

 

― やっぱり練習だけではわからない部分が多いはぴ?

 

<寺峰>
この選手は、切羽詰まった状況でどんなパフォーマンスをするかなど、緊張感のある公式戦でないと見られない部分も多いです。しかも各チームと1試合ずつの短期勝負なので勝ち点は一つも落とせない。このなかで勝ち切ることができたので、選手はよくやってくれたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

― 心がけたのはどんなサッカーはぴか?

 

<寺峰>
負けないサッカーをするチームをめざしました。シーズン通して失点は少なかった(7試合で失点4)のですが、本来なら無失点でいけたはず。若さか、経験不足か、ちょっとしたスキが失点につながりましたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― その点、まだ課題が残っているはぴね?

 

<寺峰>
1月にチームがスタートした時は、攻撃のマインドが強い選手が多いと感じました。これでは守備の強いクラブとの試合ではやってはいけないミスも出るだろうと、守りの意識をこれまでの攻撃能力にプラスして、今も積み上げているところです。1点を取ってミスせずに試合を終わらせる戦い方が、勝ち点3を狙うリーグ戦では重要になりますから。

 

 

 

 

 

 

 

― 11月の「全国地域サッカーチャンピオンリーグ(※3)」はどんな戦い方になるはぴか?

 

<寺峰>
日程は厳しいですが昔から同様のものですし、チームとしても昨年の経験がありますので戦い方はわかっています。試合内容にこだわらずドライに勝ちに行くこと。例えそれがカッコ悪くても。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― 具体的なイメージはどんなものはぴか?

 

<寺峰>
堅い守備を軸に、少ない攻撃回数で得点を奪い展開する形です。また、リードされた時にどう対応するかも準備しています。この戦い方を選手たちは今年のリーグ戦で実践して結果を出してくれたのは大きいですね。あとはケガや累積警告のリスクもあるので、全員が戦力アップをしないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

― 山田キャプテンもそう言ってたはぴ! で、トレーニングがかなりキツいはぴと…。

 

<寺峰>
そんな話はチラホラ聞いてます(笑)。でも、まだまだいけるし、もっと伸びる。みんな能力が高いからもったいないって思ってますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― 注目してほしい選手はいるはぴか?

 

<寺峰>
うーん……監督としては特定の選手をあげるのは難しいな…。ただ、強いてあげるなら天皇杯でも活躍したベテランの我那覇(和樹選手)かな。ヘディングなど浮き球の強さは、このリーグでは別格。相手も意識してくると思うので、我那覇をどこで投入するかが試合のポイントになると思います。

 

日本代表の経験もある我那覇和樹選手©2019 FUKUIUNITED

 

 

 

 

 

 

 

― 将来のJリーグ参入なども含め、今後の展望を教えてはぴっ!

 

<寺峰>
今は11月の全国地域サッカーチャンピオンリーグに勝つことが最優先ですが、上に上がった時のことも考えて、チームの地力を上げることも必要だと思っています。守備が強いだけではJFLは厳しい。現場としては攻撃力アップも同時に進めています。

 

 

 

 

 

 

 

― 最後に選手たちに伝えたいことはあるはぴ?

 

<寺峰>
我那覇とも話をするんですが、ウチの選手たちの能力がJリーグの選手たちより劣っているかといえば、全然そうではないと思っています。ただ一つ違うところは、試合中の判断力。流れのなかでどのプレーを選択するか、その部分の差です。これは経験を重ねることが大切。厳しい戦いを勝ち抜くことで、その経験を増やせるようにチーム一丸で頑張ります。このチーム、選手たちはもっとできると信じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

指導者としての経験が豊富な寺峰監督。堅い守りを中心にした試合運びの話のなかで「プロなので(攻撃的に)見せるサッカーも大事だが、個人的には地域リーグでそれは必要ないと思っている」と話してたはぴ! 逆に言えば、攻撃重視のチームが地域リーグにとどまっているはぴと。耐えて耐えて泥臭く勝ち切るサッカーで次のステージへ。なんだか、派手さはないが真面目で実力派な、ボクたち福井県民っぽいサッカースタイルだと思ったはぴっ!

 

 

 

寺峰監督ありがとうはぴっ! また試合へ応援に行くはぴね~っ♪

 

 

 

 

 

 


そんな福井ユナイテッドの今後の予定はぴっ♪

 

天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会3回戦 

vs 新潟医療福祉大学(新潟県代表)
10/28(水)18:00 キックオフ/テクノポート福井スタジアム

 

チームスタッフによると「相手は現在、北信越大学リーグで首位の強豪で面白くなりそう」とのこと。勝ち抜けばJ1チームとの対戦もあるのが天皇杯。深まる秋の一夜は、我らのユナイテッドをスタジアムで応援しよう!


全国地域サッカーチャンピオンリーグ2020
1次ラウンド:11/6(金)~11/8(日)
決勝ラウンド:11/19(木)~11/23(月・祝)
※組み合わせ抽選会は10/24(土)


(注釈)
※1 正式には「北信越フットボールリーグ」で福井ユナイテッドは1部に所属する8チームの一つ。2020年シーズンは各チーム1回戦ずつのリーグ戦(総当たり戦)にて実施。

※2 寺峰監督は国内はもとより海外でも指導。2019年はJFA公認指導者海外派遣で、ブータン代表GKのコーチを務めた。

※3 北信越フットボールリーグを含む全国9地域のサッカーリーグの1位に、他の条件を満たす3チームを加えた12チームで開催。1次ラウンドと決勝ラウンドを行い、成績上位チームが「JFL」に昇格。2019年にも福井ユナイテッドは出場し、1次ラウンドを突破するも決勝ラウンドで敗退。ちなみに1次ラウンドは3日間で3連戦という超ハードな日程で戦わないといけない。

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