公開日:2021年3月8日
- 野球
福井ワイルドラプターズの小松原社長へのインタビューはぴっ♪【パート2】
今年2年目を迎える福井ワイルドラプターズ。野球の現場に球団経営に走り回る小松原鉄平社長にインタビューしたはぴっ!【パート2】
はぴっ♪
「ワイラプ」こと福井ワイルドラプターズの小松原鉄平社長に、前回は球団1年目だった2020年シーズンについて、チームのことや球団経営のことなどをきいたはぴ。 2回目の今回は、2021年シーズンに向けてのいろいろなお話を聞いたはぴっ!
- 2021年シーズンは、また新たなコトにチャレンジするって聞いたはぴよ。
<小松原鉄平社長(以下:小松原)>
前回お話した、選手たちが普段から地域のために頑張っている姿を知ってもらい、応援してもらうというスタイル。これとお金を稼ぐことを結び付けた「配送業」(※1)を昨年の11月から手がけています。地域の皆さんとのふれあう機会も増えますので、それをきっかけに一度応援に行ってみようかとなってくれるとうれしいですね。
- 選手たちが配達してるはぴか?
<小松原>
そうですよ。今日も3台稼働中です。私や福沢(卓宏)監督も配達してまして、年末年始もずっと走ってました! ちなみに私が1日の配達個数の最高記録、160個を持ってます(笑)。福井市の西のほうが配送エリアなんですが、めちゃくちゃ道に詳しくなりましたよ。
- 荷物を持ってきた人がワイラプの選手だったらビックリはぴっ!
<小松原>
私の名前が入った不在票を貼っておくと「あの~…、ワイラプの…ですよね? フォローしてます!」と言ってもらえたり(笑)、筒井(翔也)選手はクリスマスプレゼントをいただいたり。現状で目指すところはまさにそういう形だと思うんです。配達のいつものお兄ちゃんが野球を頑張っていて、その姿を見て応援したくなる。日々の事業を通じてファンを増やしていきたいと考えています。
筒井翔也選手
上下大地選手
- シーズンが始まったらどうするはぴ?
<小松原>
シーズン中も選手たちによる配送は続けます。球団を持続させるために、シーズン中でも働くことをリーグに特別に認めてもらいました。1年目なのでどうなるかわかりませんが、チームとしてもリーグとしても新しいチャレンジですね。
- 配達を頑張る選手を見たら、これはもう応援するしかないはぴ!
2021年シーズンの目標はあるはぴか?
<小松原>
昨シーズンを踏まえると、屋外スポーツ観戦でのコロナ感染のリスクは少ないことがわかってきましたので、今シーズンは通常通りに試合が行われると思います。新加入の選手も楽しみな人が多いですし、一試合でも多く勝ってリーグチャンピオンを狙いたい。そしてラプターズとしてNPB選手も輩出したいです。
- いろいろチャレンジしながらのシーズンはぴね。
<小松原>
ラプターズの選手は働きながらシーズンを戦っているんだけど、他のチームより強かった、NPB選手も出したとなるようにしたいですね。配送業については事業を確立し、単年度黒字が目標です。
- 最後に福井の印象はどうはぴか?
<小松原>
福井に来たのは2019年のクリスマス。ご飯とお酒がこんなに美味しいところとは知らずビックリしました、すみません(笑)。スポンサー探しの際にも、閉鎖的・保守的と言われましたが、裏を返せば仲間意識が強いんだと思います。懐に入れていただければ、すごく応援してくださる。一人でも多くの方と結びついて、そんな関係値の仲間をどんどん増やしていきたいですね。
- ボクたちの仲間を応援するために、みんなが球場に行くように…♪
<小松原>
そして1試合の観客数1000人を目指したいです。
そのためには、選手個々の魅力を高めて、配送業でタッチポイント(顧客との接点)を増やし、人と人とのつながりでお客様の拡大につながればと思っています。最初にお話ししたように、選手はアスリートである前に一社会人。技術だけでなくスポーツマンシップを備えた人間性が、試合中のふるまいにもあらわれると思います。そんなところがまた福井の人たちに受け入れられることで、多くの人に球場へ足を運んでいただき、福井を盛り上げ、福井に貢献していきたいと思っています!
野球をすることが目的ではなく、野球を通じて福井に貢献すること。いろいろお話するなかで、小松原社長のその想いがひしひしと伝わってきたはぴ♪ 今年は配送業との両立にチャレンジするシーズン。そんな条件で頑張るワイラプ戦士たちは間違いなくカッコイイはぴっ!
小松原社長ありがとうはぴ! 球場に応援に行くはぴね~っ♪
(※1) 宅配便業者と業務委託する形でワイルドラプターズの選手がユニフォーム姿で配送業を請け負う「ワイラプ便」。今後は配送車のラッピングなども検討している。