公開日:2024年9月12日

福井永平寺ブルーサンダーの朝野キャプテンへのインタビューはぴっ♪

はぴっ♪

「福井永平寺ブルーサンダー」が加盟する国内最高峰のハンドボールリーグ「リーグH(エイチ)」が9月に開幕するはぴっ。クラブチームとして発足2年目を迎える「福井永平寺ブルーサンダー」の新キャプテンに指名された朝野翔一朗選手にインタビュー。開幕直前に貴重なお話を伺ってきたはぴっ♪

    

―9月の開幕に向けて、意気込みを聞かせてほしいはぴっ♪

 

〈(朝野翔一朗選手(以下:朝野)〉

個人的なところで言うと、(昨年3月に解散した)実業団チーム「北陸電力ブルーサンダー」時代と合わせて福井で3年目のシーズンを迎えることになりますが、キャプテンを任されることになり、これまでとは違う責任を感じています。自分のパフォーマンスだけでなく、チーム全体のことを考えながらオフシーズンを過ごしました。

―発足2年目になるクラブチームの特徴を教えてほしいはぴっ♪

 

7月から小川俊新監督を迎えることになり、新たに4人の移籍選手も加わったので、去年までとは違う雰囲気のチームになっています。「北陸電力ブルーサンダー」時代をよく知るベテラン選手が引退しましたが、実力のある移籍選手が加入してきたので、チームの文化も新しく生まれ変わり、昨シーズン以上の結果が期待できると考えています。

 

―具体的には、どういう部分は変わったのか気になるはぴっ♪

 

小川新監督はオフェンスの部分、 攻守の切り替わりの部分をすごく大事にしていて、オフシーズンは今まで経験したことがないぐらい走り込みをしました。7月は特に練習内容が厳しくて、一度もボールに触らなかったほどです。

 

「福井永平寺ブルーサンダー」は他のチームと比べると身長の低い選手が多く、速攻型のスタイルが勝利の鍵となりそうです。同じスタイルのチーム同士の対戦になると、展開が早くて30点を超えるハイスコアの試合は見ごたえがありますよ。

―新シーズン、注目の選手を教えてほしいはぴっ♪

 

昨シーズン、大学から途中加入して、ルーキーシーズンを迎える15番の松本大昌選手は活躍と成長が期待できる選手として注目してみてほしいですね。移籍組での注目は、22番の川﨑駿選手です。福井県出身で昨シーズンはレギュラーシーズン(RS)2位、プレーオフ(PO)に進出した強豪「トヨタ車体ブレイヴキングス」でプレーしていた選手です。

 

川﨑選手とはアンダー21(U-21)日本代表として世界選手権で一緒にプレーしたこともあって、すごく実力のある選手なのでシーズンを通して活躍が期待できそうです。

―新キャプテンとして、どんな風にチームをまとめていきたいはぴっ?

 

中学、高校、大学と、これまで所属していたチームでもキャプテンを経験してきました。先頭に立ってチームを引っ張っていくというよりも、みんなを巻き込みながら1つの目標に向かっていきたいという自分なりのキャプテン像があります。ラグビーのリーチマイケル選手のようなスタイルが理想ですね。個人的に新加入選手の歓迎会を開いたり、メンバーを固定せずに集まったり、コート外でのコミュニケーションも大切にしています。

―今シーズンの目標を教えてほしいはぴっ♪

 

まずは「北陸電力ブルーサンダー」時代も含めてまだ達成したことがない2桁勝利(10勝)を目指していきたいですね。昨シーズン(8勝2分14敗)は僅差で負けた試合も多く、上位チームに勝利した試合もあったので手ごたえを感じています。(2桁勝利は)間違いなく手の届くところにいたと思いますが、若いチームなので試合終盤での経験や力の差が結果に表れました。そんな中、昨シーズン1年目だった2人のゴールキーパーの活躍も目立ちました。今シーズンはしっかりと経験を積んで、勝ち切りたいと考えています。

 

―9月7日にシーズン初戦となるアウェーでの「トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA」戦。そして、9月14日には「アルバモス大阪」とのホーム開幕戦を迎えるはぴっ!

 

「トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA」は、「福井永平寺ブルーサンダー」と同じ速攻型のチームで昨シーズン、RS4位でPOに進出しています。「アルバモス大阪」は、「北陸電力ブルーサンダー」にも在籍していたことがある銘苅淳監督がチームの指揮を執っています。新規参入のチームなので勢いに警戒しています。ホーム開幕戦に勝利して、今までとは違うスタートを切りたいと思っています。

―最後に、試合を観戦するときの注目点を教えてほしいはぴっ!

 

特に注目してみてほしいのは、6mラインと言われるライン際での攻防です。試合中、オフェンスとディフェンスの駆け引きが行われていて、特に「福井永平寺ブルーサンダー」は自分よりも大きい選手に向かっていくところが一番の見どころです。

 

試合の流れが速くて、たくさん得点が入るところが他の競技と違う部分。両チーム合わせて60点近く入ることもあります。試合中はメンバーの入れ替わりも頻繁にあって、ぶつかる音が聞こえるぐらい、 激しい接触が繰り広げられるスポーツなので、ぜひ試合会場に足を運んで面白さを体感してください!

ハンドボールが盛んな富山県氷見市出身の朝野選手は「ここまで自分を育ててくれた福井のチーム関係者やいつも熱心に応援してくれるファンに恩返しがしたい」と、キャプテンとして新シーズンへの決意を力強く話してくれたはぴ。ピヴォットと呼ばれるポジションをこなし、体格で上回る相手選手をうまくかわしながら、ポストプレーで攻撃のチャンスを作る朝野選手のプレーをぜひ試合会場で応援してほしいはぴっ!

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