公開日:2024年10月25日

フォーミュラレースで活躍される天谷伶奈さんへのインタビューはぴっ♪

はぴっ♪

今回は、フォーミュラレースで活躍されている天谷伶奈さんにインタビューはぴっ。

天谷さんは、福井県出身・在住で、県内唯一の女性レーサーとして、フォーミュラレースで活躍されているはぴっ!

 

―フォーミラレースがどういった競技で、どこが魅力か教えてほしいはぴっ♪

 

〈(天谷伶奈 氏(以下:天谷)〉

フォーミュラレースとは、フォーミュラーカーというタイヤがむき出しになったオープンホイールのレーシングカーで行われるレースのことを指します。魅力としては、非常に高いスピードと精密な操作が要求される点です。運転が難しい車なので、それを乗りこなして接近戦をするところが、非常に迫力があって面白いレースだと思います。

 

―具体的にはどのくらいのスピードがでるか気になるはぴっ♪

 

今私が出ているレースの車はスーパーFJというフォーミュラーカーで、最高速は大体210キロから220キロくらいです。来年参戦したいと思っているKYOJOフォーミュラは大体250キロくらいの予想です。

 

―天谷さんがどういった経緯でフォーミュラレースを始めたのか教えてほしいはぴっ♪

 

昔から車が好きで、運転が好きでした。中でも、特にF1が好きで、テレビでも見ていました。中学・高校の頃には、車で運転することに強い興味を持ち、18歳になって免許を取ってから運転を始め、フォーミュラーカーを購入してレースに出るようになりました。

 

―福井県で初めての女性レーサーと前例がない中で不安はあったはぴ?

 

そうですね、誰もなっている方がいなかったので、どう行動すればいいか全くわかりませんでした。試行錯誤を繰り返し、タカスサーキットの元レーサーの方を頼って進めていきました。

その方も昔は鈴鹿でレースをしていたので、どういうルートで、鈴鹿でレースができるのかを聞いて、少しずつ学びながら進めていきました。

やりたかったので、好奇心と行動力に突き動かされ、迷いなくこの道に進みました。

 

―普段はどのような練習をどこで行っているか教えてほしいはぴっ♪

 

月に1回か2回、鈴鹿サーキットで練習をしています。鈴鹿サーキットに隣接するガレージに車を置いて、そこで練習をしています。自己流での練習に加え、同じレースに出ている上手い人にコーチをお願いして、お金を払って教えてもらっています。それ以外の時には、タカスサーキットでフィジカルトレーニングや、カートでのトレーニングを行っています。

 

―レースをするのは、やっぱり難しい技術が求められるはぴ?

 

ただ乗っているだけと思われがちですが、かなりのスピードで走ることで、マラソンをしているのと同じくらいの心拍数になります。重力がかかるので、体を鍛えるために走ったりして、体力をつけないと普通の直線を走るのも辛くなります。また、スピードが出ていると視野が狭くなります。このような中で、瞬きする0.3秒くらいで判断しなければならないため、普通の人には難しいです。訓練を続けないと乗れません。

 

―メインで参戦されることになるKYOJOフォーミュラについて、概要や詳しいことを教えてほしいはぴっ♪

 

「KYOJOフォーミュラは女性限定のレースで、現在も女性限定のレースが1つあります。今はビータという、フォーミュラカーと普通の車の中間のような車で行われているレースですが、来年は完全なフォーミュラバージョンのレースが新設される予定です。私も一応参戦できる予定ですが、23枠しかないため、枠に漏れる可能性もあります。来年参戦できない場合は、再来年の参戦になってしまうかもしれません。ですが、少なくとも、再来年には参戦できると思います。

また、レースの様子は放送もされる予定ですので、ぜひ、お気に入りのドライバーを見つけて観戦してみてください。

 

―普段乗っている車を見せてほしいはぴっ!

 

―すごくかっこいいはぴっ!

車についているロゴは一体なにはぴ?

 

今つけているロゴは、自分の会社とスポンサーになっていただいている会社のロゴです。

協賛金じゃなくてもサポートとして、物品の提供、例えばオイルなどを提供していただいています。あとは、ヘルメットのペイントをしてくださった方など、いろんなご協力をしていただいた方の会社のロゴを車の見えるところに貼っています。一応その協賛の代償に応じて少し大きさを変えるという感じです。

 

 

―最後に、今後の目標について教えてほしいはぴっ!

 

来年はKYOJOフォーミュラに参戦するのが第一の目標です。出場するとすれば新しい車に乗ることになるので、しっかりと車を乗りこなしていきたいです。またレースでは必ず完走して、最後まで走りきることが最低限の目標です。その中で徐々に順位を上げていき、上位の表彰台や優勝を段階的に目指していきたいと思います。

レースを超えた今後の目標としては、女性のモータースポーツ選手が圧倒的に少ないので、私がロールモデルとして増やしていけるようなアピールができればいいと思います。それが今最大の課題で、モータースポーツ全体の課題だと思います。いろんな人に知ってもらい、モータースポーツの裾野を広げていくことができれば一番いいと思います。

 

 

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