公開日:2026年3月18日
フリーライドスキー竹内雪音さん、颯人さんインタビューはぴっ♪

はぴっ♪
誰も滑っていない雪山の斜面に、自分だけの軌跡を描く。
自然の地形を読み、一度きりの滑りで勝負するフリーライドスキーは、自由でダイナミックな魅力あふれる競技だはぴっ♪
今回、姉弟スキーヤーの竹内雪音さんと颯人さんにインタビュー。
スキークロスからフリーライドへと挑戦を広げてきた2人は、今年2月、福井県大野市で開催された国際大会の誘致や運営にも関わり、競技とともに福井の魅力発信に取り組んでいるはぴっ♪
フリーライドスキーの楽しさや奥深さ、そして地元・福井での活動や目標について聞いたはぴっ♪

― 最初に、お二人それぞれの競技歴について、自己紹介をお願いはぴっ♪
竹内雪音さん:私は中学2年生の時にスキークロスという競技を始めることになり、高校3年の冬、フリーライド競技に転向しました。小学生の頃から「日本アルクス自然学校」というボランティア団体が開催しているスキー教室に毎冬参加していて、ある程度滑れるようになったことから、父から競技を勧められてスキークロスを始めました。
竹内颯人さん:スキー自体を始めたのは小学1年生の頃で、姉と同じ「日本アルクス自然学校」で始めました。 姉がずっと通っていて、僕もそれに追随したという形でした。競技は小学5年生の頃、姉と同じ時期にスキークロスを始めて、高校生の頃から、スキークロスと並行してフリーライドスキーにも挑戦するようになりました。スカイムースに所属しています。
スキークロスからフリーライドスキーに転向する選手も多くて、話を聞く中で「結構面白そう。自分もやってみようかなという」という気持ちになったこともきっかけのひとつです。もともとフリーライド競技で滑るような地形を滑ることも好きでした。

― 競技を始めてから、はまっていったフリーライドスキーの魅力について教えてほしいはぴっ♪
雪音さん:フリーライドスキーは、国や地域に関係なく、選手同士みんな仲が良くて、その場にいる全員が雪を楽しむぞというスタンスなんです。それが私にはすごく合っていて魅力的に感じています。
また、滑りの部分でもジャンプやバックフリップという技が繰り出されたり、すごく荒れた斜面でも綺麗に滑り降りてくる人たちがいたりと、競技を観戦する側からみた、競技のかっこよさも魅力です。
(競技者としては)国内で開催するフリーライド大会の会場はほとんど決まっているのですが、毎年雪のコンディションも天候も全然違うので、その中で自分がしたい滑りを探すのが醍醐味であり、難しい部分でもあり、競技の魅力だと思います。 フリーライドスキーは手つかずの自然の地形を一回だけ滑る競技なので、滑る前に 斜面の状況や雪の状態などを望遠鏡などで確認して、いろんな情報を得て自分の滑りに組み立てていくことになります。立ったこともない斜面で自分がしたい滑り、かっこいい滑りをするのがすごく難しいですね。

颯人さん:まだ誰も軌跡を描いてない斜面を滑ると、滑った軌跡ができるのですが、自分の思い描いていた滑りができて、軌跡を作り上げることができるのはすごく楽しいですね。 それと、フェイスチェックと言って、戦略立てをずっと頭で考えるプロセスや、どんな風に滑れば点数が高く出るか、どこ滑れば楽しいかということを考えることも楽しいです。
(今年1月に出場した)「ジュニアワールドチャンピオンシップ」(オーストリア)に向けて日本を出国する直前、練習中に歩けないほどのケガをしてしまって、さまざまなサポートのおかげでなんとか本番の舞台に立つことができました。いろいろ方とのご縁があって、こうして自分は大会に出場できているのだと実感することができましたし、あらためてフリーライドスキーの良さを知ることができました。
すべてのスキー競技に言えることかもしれませんが、ひとりのようでひとりではないというか、初めて会った人でも初対面ではないぐらい、すぐに打ち解けられるところもこの競技の魅力ですし、いったん滑り出すとネガティブな思考がなくなって、スキーのことしか考えられなくなるほど、のめりこむことができます。
「ジュニアワールドチャンピオンシップ」には、スキークロス競技などで培ってきた技術も含めて、「自分の滑りの集大成」という位置づけで大会に臨みました。今は国際フリーライドの国際審査員を取得して、ゆくゆくはオリンピックの審査員を目指して、見習いでジャッジをしている段階です。


― 福井県への誘致や運営に携わった、フリーライドスキー・スノーボードの国際大会「フリーライドワールドツアー(FWT)クオリファイア」(2月12日、大野市の福井和泉スキー場特設コース)について、振り返ってほしいはぴっ♪
雪音さん:スキークロスも含めて、自分が取り組んでいるスポーツを通じて地域に貢献することができたら、こんなにいいことはない、という思いで誘致などに関わってきました。スキークロスの時には、いちほまれシンボルサポーターとしていちほまれをPRする活動にも関わりましたが、フリーライドスキーでも何かできないかと考えたときに、大会を主催できると知り、誘致することになりました。
大会開催を通じて、福井県の名前を国内外で知ってもらう機会になり、スイスに本部がある競技連盟のホームページにも福井県の名称や協賛企業のロゴが掲載されて世界中の方の目に触れる機会となりました。
颯人さん:(実際に福井での大会を終えて)選手もスタッフも地元の企業も含めて、みんなで作り上げることができた大会だったと思います。会場ではフリーライドスキーならではのにぎやかな雰囲気も広がっていて、本当にやってよかったと思いました。 大会が終わると、参加した選手がみんな笑顔で「また福井・和泉に来たい」といった声を聞くことができたので、個人的にも福井県にとってもいい大会だったと感じています。
雪音さん:これまで出場したことはありますが、大会運営に携わったことがなかったので不安もありましたが、協力してくださったスタッフのみなさんの能力がすごく高くて、本当に誰一人かけても難しかった、選手も含めてみんなで作り上げた大会だなったと思います。
取り組みを続けていく事で、今回協賛いただいた企業以外にも、そのほかの自治体や参画してくれる企業が増えていくことが理想的ですね。


― お二人の今後の目標についても教えてほしいはぴっ♪
雪音さん:ゆくゆくは福井県でも「フリーライドウィーク」と呼ばれる、規模の大きい大会を開催することです。1週間かけて県内各地のスキー場を会場しながら、フリーライドのお祭りのような大会が実現できたらなと思っています。
地元を盛り上げる特産品を紹介したり、会場で撮影した写真や動画の映像はすべて世界配信されたり、そこで魅力を知ってもらい、ファンが増えたら絶対に面白いことが起きると思います。
颯人さん:もっと福井の皆さんにフリーライドスキーのことを知っていただきたいと思っています。また、県外や海外の方に、福井で大会を開催していることを知っていただき、長野県の白馬村や新潟県の湯沢町のように「福井=フリーライド」という雰囲気をつくることができたら最高ですね。日本全体でフリーライドスキーが盛り上がっていけたらうれしいですね。

「ジュニア世界選手権で福井県ブランド大使としてヨーロッパ各地で福井の魅力も宣伝してきました。」
